ＤＭＰ

ＤＭＰとは電通メディアプランニングの略語で、このプランニングには２つのプロセスがあります。一つは広告到達効果の予測、他のプロセスは広告キャンペーンの効果予測のためのものです。前者では与えられた広告媒体到達効果を予測するため、新聞、雑誌、ラジオ、テレビの媒体、及び交通広告の消費者接触パターンを主に基盤にし、モンテカルロシミュレーション法によリ、コンピューター内部で広告投下実験を行ないます。これによって所定の媒体計画の媒体の到達と頻度が明らかになります。後者は、広告到達状況に対応する心理的状態の変化の予測に役立つプロセスです。つまりこの場合には、広告の心理的効果係数が利用され、広告の受け手に与えられるインパクトの大きさが推定されます。さらに記憶、忘却率が加味され、広告キャンペーン開始後の一定時点での広告の受け手の知名率、理解率、態度率、意図率、つまり広告キャンペーン効果が予測されることになります。前者、後者の２つのプロセスの処理を可能にするものがＤＭＰモデルです。