広告代理業

広告代理業とは広告主のために、広告を開発しそれを準備するとともに、広告媒体にその広告主の広告物を掲載する企業で、一般には広告主及び媒体などから資本支配を受けない独立の組織体です。広告業務が中心になりますが、これに、広告をより効果的にするための広告以外の他のマーケティング作業が、代理業の仕事として必要に応じて加わります。このような広告および広告に関連する様々な局面のサービスを提供できる代理業を総合広告代理業と言います。もっとも、代理業の全てが総合広告代理業というわけではありません。この他に、次のような代理業もあります。
専門広告代理業純広告業務の一部を得意とする代理業で、印刷広告代理業、電波広告代理業、屋外、交通広告代理業、POP広告専門代理業、DM専門代理業などがその例になります。媒体専門代理業とは特定媒体に専属している代理業のことで、広告主専属代理業、特定広告主の資本により設立された代理業、ハウスエージェンシーンシーのことです。記録に残る世界最初の広告代理業は1841年、ボルニーBパーマによって、フィラデルフィアに創立されたものであり、日本では明治17年、江藤直純によって創立された弘報堂が最初の広告代理業と言われています。広告の最も発達しているアメリカでも、広告代理業は、創生期の4、50年間は、いわゆるスペースブローカーとして、新聞スペースを買い占め、これを広告主に売って商売をしていました。しかし、広告主の要望と業者間の競争により、アイデアの提供、制作表現面での協力が行われるようになり、今日では、前記のように代理業業務は広告以外の分野にも及び、いっそう複雑なものとなっています。

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