アドインデックス

アドインデックスとは電通が昭和４７年から用いている広告景気指標のことで、経済活動全体または個別産業に景気の循環性があるように、広告活動全体、個別産業の広告活動にも景気循環性があるという見方を前提にしての、循環的に変動する広告活動の態様を指標化したものがこのアドインデックスです。これは景気分析に主成分分析法を用いてウエイトづけがなされた合成指標です。過去の変動パターンはもちろん、現在ど先行きの広告の景気の方向と位置が把握でき、かつ先行指標という実績値による予測であるために、精度と信頼性が高いという二大特徴を持ちます。アドインデックスとしては、全業種をまとめた総合指標、電通業種分類に従った１６業種、新聞、雑誌、ラジオ、テレピの４媒体などのそれぞれの指標が作られています。それだけに日本の広告業界の広告景気動向、業種別さらには媒体別広告景気の動向が予知できることになるために、広告関係者にとっては見逃せないものです。